性格のタイプ その2 クレッチマーの3類型

  • 2015.01.13 Tuesday
  • 13:22
ドイツの医学者クレッチマーは体格と気質の相関関係を、やせ型・肥満型、・闘士型の三類型で説明する。

<クレッチマーの三類型>
・細長型:分裂気質:物静か・非社交的 
・肥満型:循環気質:社交的・温厚 明るいが時に落ち込む 
・闘士型:粘着気質:頑固、融通が利かない、時に爆発的に興奮 

やせ型は四肢が細長く、胴周りが薄い。脂肪のつきにくい体型。

肥満型は体全体に脂肪がつきやすく、柔らかい体つき。 太りやすい体質ではあるが、必ずしも太ってはいない。

闘士型は筋肉質で、四肢や胴周りの肉づきがよく、硬く引き締まっている。

アメリカの心理学者ウイリアム・シェルドン(1899-1964)は、 外胚葉型(やせ型)、内胚葉型(肥満型)、中胚葉型(闘士型)の三類型を導き出した。

シェルドンは、シェルドンはアメリカの医学者、心理学者でチューリヒに遊学中、 ユング・フロイト・クレッチマーらと面識があったらしい。

クレッチマーの類型に飽き足らず、独自の体質心理学の立場から、 一般の人々の身体の生理学的特質と行動心理学の関係から、次の三つのタイプを導き出したが、 これはクレッチマーの三類型とほぼ一致している。

<シェルドンの三類型>
・内肺葉型:(内臓緊張型)社交的で生活をたのしむ・・消化器官がよく発達
・中胚葉型:(身体緊張型)積極的で大胆な・・筋骨がよく発達
・外肺葉型:(頭脳緊張型)非社交的で生理的に過敏な・・皮膚と神経系がよく発達

シェルドンの研究は、人間の気質の三つの領域は胎児の最初の細胞の三つの層に由来する 身体構造に密接に関連しているという考えに基づいている。

エニアグラムを現代心理学・精神医学と人間のスピリチュアリティを探求するワークとの統合を行った、クラウディオ・ナランホは『性格と神経症』の序説において、グルジェフの思想への関心と影響がありながら、 同時にシェルドンの思想と研究に関心を持ち、肯定的に受け止めていることを明らかにしている。

エソテリックな方面からの洞察と、科学的なアプローチから共通するものが見出されている。

ナランホも述べているように、シェルドンの研究はその方法論が批判され、 否定的にとらえられる向きもあるようだが、ナランホは性格研究の主流となってくる 因子分析よりも、この類型論のほうが経験的にきわめて妥当であるという見解を示している。

ナランホは英国のハンス・アイゼンクや米国のレイモンド・キャテルの論文も研究している。 クレッチマーとシェルドンの3類型は、エニアグラムの類型論では思考・感情・本能の 三つの精神機能における三つ組みに対応すると考えてもいいのではないか。

そして、次にユングの名があげられる。ユングの内向-外向型である。