メランコリーについて

  • 2015.01.16 Friday
  • 19:18
メランコリーについて:

黒胆汁はメランコリーの病のもとと考えられた。

心の状態を決定するものとしての体液は、性格タイプの造形に結びつき、
古代の終わりには四気質説と融合して、四性向説を形成。

ストア派の見解:賢人は狂気とは無縁であるにしても、メランコリーにとらわれることがある。

古代ローマの時代には、メランコリーの治療のためには、食事療法、消化の悪い食べ物は避ける、強い酒を控える、マッサージや入浴をする。その他

メランコリーは、もともと、ガレノスの四体液説にある、黒胆汁のタイプ。
病的なものを意味していたが、中世から近代に至り、気分としてのメランコリーの意味合いが出てきた。

近代的な気分としてのメランコリーは、「本質的に強められた自己意識」であると言える。主観的な感情に。
悲しみ、苦悩、悲劇的意味合いを持つ感情。

自己の意識は死の意識に結びつく。

そこから、およそ傑出した人間は例外なくメランコリックであるという考え方も出てくる。

19世紀の初めには新たなメランコリーの類型として、「ロマン主義的な」メランコリーが生まれた。

メランコリーを病気と見る見方はアラビアに受け継がれた。
中世から近世ヨーロッパの思想に最大の影響を与えたのが、科学的スコラ哲学、アリストテレス、ガレノスの医学で、これはアラビア人の手を経て伝達された。

中世以降、メランコリーは一時的な心的状態、いかなる病理的、生理的原因にもよらないある憂鬱な感情を意味するようになった。 メランコリックな気分、とかメランコリックな場所、調べ・・・

とりわけ、フランスで文学作品の著者が性格や心理状態の描写に色彩を添えるために、この言葉を頻繁に使うようになった。 本来の病理学的な意味は徐々に変化、転義させられ、多かれ少なかれ一時的な気分になった。詩的観念になった。

メランコリアの意味が変化し、特殊な学問の観念が民衆の思考・言語レベルまで降りてきた。 強められた感受性の世界、優しい調べや甘い香り、夢や風景が、暗闇や孤独、苦悩とまじりあい、苦くて甘い対立によって自己に意識を高めている世界。

 デユーラーによって、メランコリアは、知的活動と言う意味にまで高められた。

ルネサンス期の選ばれた人文主義者は俗衆から距離を保とうとした。

デユーラーのメランコリアのモチーフは頬に手を当てる、悲嘆を意味する。
頬杖を突いたポーズは、悲しみ、拾う、瞑想の三つが結びつく。

『土星とメランコリー』参照 前出

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