タイプ2への導入 もてなす人

  • 2015.02.22 Sunday
  • 16:47
JUGEMテーマ:心理学
このブログを開設して間もなく、PCのリカバリーが必要になった。
リカバリー後、あれこれダウンロードしなおし、インストールしなければ
ならないものがあり、なんだかんだで、数日を費やした。

その後、しばらく更新できていなかったブログを再開。

それにしても、パソコンのリカバリーをしていて思ったのは、
性格と本質について、私たちはパソコンのようなもので
生まれ持っての型があり、それはなぜそうなるのかは製作者の意図なのか、
製作者とは誰かと、もしパソコン自身が問うてもわからない。
人は神が存在するのか、しないのかと、問うてみたりする。

パソコンの中には様々なソフトがインストールされ、
使うほどに、動きがよくなってくる。パソコンを操作するのは
パソコン自体ではないが、私たちは自分で操作するパソコンのようなもので
次第に経験というものを増していく。
経験によって知恵が得られる。より機能的に働ける。
機能的と言えば、ちょっと機械的な感じがするかもしれないけれど
人の場合それは知恵になっていく。

だけど、私たちは自分の生まれ持ったある種の傾向から
経験を経て、あらゆる可能性を試すのではなく、あるパターンを繰り返す。
自分のもつ可能性をすべてうまく使いこなせてはいない。

パソコンは外からの脅威に対して自分を守る必要があるので
ウイルスソフトを入れる。ウイルスソフトはある程度うまく機能するが
それでも防げないものもあり、またウイルスソフトそのものが
パソコンの機能を妨げることもある。

自己防衛は本来、自分が傷つかないように守る心のメカニズムだが
それが強化されると、自分自身がうまく機能できない。

人は年を重ね、経験を積むほどに、その経験に基づいて物事を
判断する。けれども、それは多様な経験ではなく、ある一定の
パターンを持ち、そこからの視野に限られているものであり、
世界をニュートラルにとらえているわけではない。

すると、本来豊かになるはずの内面世界は、むしろかえって
がちがちに固まった融通の利かない、狭量なものとなる。

その自分の動きを認識することによって、かたくなさを解き
よりフレキシブルに、機能できるようにもっていくためには、
このままの使い方ではだめなのかもしれない。

一度、リカバリーした方がいいのかもしれない。
でも、リカバリーすると、すべてのデータが消えてしまうのではないか。

自分が変わることへの”恐れ”がある。

自我の働きを緩めること、自我の思惑を手放すことで
自分がなくなるのではないかという恐れ・・・

データは保存しておけます。クラウド、USBなどに保存したデータは
リカバリー後に再インストールできる。

パソコンはネットで外の世界とつながっているので、
リカバリー後に、ウエブ上からダウンロードできるものがたくさんある。

だから、リカバリーはめんどうではあるけれど、
動きの悪いパソコンを使い続けるより
ウイルスに冒されたパソコンを
使い続け、最終的に内部が破壊されるより、
思い切ってリカバリーした方がいい。

それが、人においては「自我の死」を経て、
新たな自分に生まれ変わるということ。

本質に目覚めるということは、自我の死を体験しなければならない。

と、わかってもらえる人にはわかるように、わかってもらえない人には
わからないような、書き方になってしまいましたが、

「自我」から「本質」へは、すべての経験的データを捨てるのではなく
保存しつつ、自分をリカバリーするということであると、言ってみたかった
わけです。

3月のエニアグラムサロンはタイプ2を予定しています。
ナランホの言及と突き合わせた原稿がまだできていないので
以前ホームページに掲載していた、タイプ2の特徴を再度ここに
掲載します。

エニアタイプ2:

人を助ける人。人から必要とされる人間であろうとする。

◆センターの三つ組み:感情センター

まず、簡単に説明。タイプ2は感情センターで、本能センターの隣に位置する。
感情センターの各タイプの中心テーマは、自分の価値ということ。
自己イメージにこだわり、その自己イメージに合わせて振舞う。
そして、他者からの関心や注目を求める。
(そのため、自分を写す鏡でもある他者を必要とすることになる。)
感情センターの水面下にある感情は恥の感覚(本能センターは怒り、思考センターは不安)
であるといわれている。(この恥の感覚とはどういうものか?)
タイプ2の自己イメージは、善い人である自分。
自分は愛情豊かな人間であるという思いがある。

◆ホーナイの三つ組み:追従型
わたしは善い人であるというイメージに従う。
他人のニーズを優先し、そのニーズを汲み取って行動しようとする。 

◆ハーモニックグループ:肯定型

ハーモニックグループは問題対処の仕方について共通の3つ組みについて述べている。
リソ&ハドソンが構築した概念だが、タイプ2・7・9は何か問題がおきたとき、
「だいじょうぶ」、「まあ何とかなるだろう」と考える。
前向き、楽天的、ポジテイブシンキングの人々。
タイプ2の場合は「私は問題ない」「だいじょうぶ」「もし問題があるとすれば、他の人」。
わたしは助けてあげる側の人、世話してあげる側の人となる。

◆欲求と恐れ:愛されたい。必要とされないことを恐れる。
(愛されたいために自ら動く。)

◆統合と分裂の方向

タイプ2の分裂の方向は8、統合の方向は4である。
タイプ2がよりオープンマインドになると、
タイプ4の美質である自分自身の感情と触れ合うということができるようになる。
タイプ2は他者のニーズ、気持ちには敏感だが、
自分の感情になかなか触れることができない。
とくにネガテイブな感情に触れることがむずかしい。
それが統合の方向に向かうと、自分の感情に触れ、自分のニーズを自覚するようになる。

心がより閉ざされるとタイプ8の方向に動く。
タイプ8のネガテイブな傾向である、人を支配しようとする傾向がでてくる。
思うように自分を愛さない人に対して怒りを向ける。
と同時に、その人たちを傷つけるような言動をとる(
あなたなんて、一人じゃ何もできない、わたしがいなければ何もできないじゃないと)

◆ウイングのサブタイプ

タイプ2W1:人に尽くす人、奉仕する人
(感情・本能 追従・追従)
タイプ2に1の要素がミックスされる。愛他的。
自分が与え、つくす。
他の人に対して何か実際的なメリットをもたらすような形で愛を表現する。
人に対するシリアスさと温かさが入り混じる。
人を信じたい気持ちが強い。個人的なニーズを無視する傾向がある。

タイプ2W3:人をもてなす人
(感情・感情 追従・自己主張)
2w1より社交的。他の人の気持ちを浴させ、個人的な関係を築こうとする。
パーテイの席を設けて人を招くなど、家族的に人が集まってくることを楽しむ。
他の人を王様か何かのように扱ってあげる。仲人的に人と人を引き合わせる。
フレンドリーで、人を楽しませる。タイプ7と似たところがある。

◆本能のサブタイプ

自己保存のタイプ2:自分には資格がある。
自分には資格がある。私は何も必要としていない。お金は必要ない。
多くのものはいらない。人の世話をする傾向がある。
サービス、養育、ケア。
他の人のために食べ物を用意したり、他の人がもらって喜ぶようなものをあげる。
自己犠牲の感覚がある。
誰も私のことを思ってくれない。でもオーケーだ。
わたしは家族の面倒を見る。友人の面倒を見る。
誇りがあるために、自分の必要を認めることができない。
認めないという防衛(否認)がある。
自分自身で面倒をみられない人々のためにたくさんのことをする。
他の人が自分に関心を向けることが許されるのは病気になったとき。
健全度が下がると、ほんとうに病気になっていく。

セクシャルのタイプ2:愛と親密さへの渇望
親密さへの渇望がある。愛中毒。感情的に一人か二人の人と親密でいたい。
人の関心を買おうとする。どんな人でも自分に関心を向けさせようとする。
わたしは誰でも自分のことを好きにならせる。
ある人に視点を定めたら必ず手に入れる。意識的にこの人だと狙っていく。
自分が定めれば、絶対相手を落とせると思う。誘惑的。
チャーミングなパワーを持つ。人を魅了するために、得意な能力。
秘密を分かち合う。二人の関係について語り合うところが、9と違うところ。
不安定になるほど相手を追いかける。
セクシャル2はセクシャル8のように他の人をよりコントロールしようとする。
わたしは特別な友人になりたい。

ソーシャルのタイプ2:みんなの友達
友達と一緒にいる。みんなの友達。タイプ7に見えることがある。
人のところに助けに行く。近所の人の名前を知っている。
どんな人ともつながりを持ちたい。ソーシャルな高慢。
わたしはみんなのことを知っている。みんなもわたしのことを知っている。
自分が人気者でありたい。自分が人に好かれたい。
親しげな感じに答えてくれないと拒否されたと感じる。
自分のことを覚えておいて欲しい。ある種の人間は社会的に複雑。
社会的に成功した人とのつながりを通じて、自分を向上させたいという気持ちを持つ。
自分の知っている有名人の名前を出す。
ソーシャル8に似ている。グループにアクセス。
自分の周りに人が集まってくるような。仲人的。仕事の面でひきあわせる。
成功できるコンビを作り出す。
7にも見えるが、7はフレンドリー。他のところへいけるが、2は行けない。

◆パッション:高慢

◆センターのアンバランス
センターのアンバランスとは、わたしたちが本来いるセンターの機能を適切に使えていないということ。
センターとのつながりを取り戻すことが課題になる。
タイプ2は感情センターで本能センターの隣に位置する。
何かを感じるとそれを行動に移そうとする。
センターの機能の使い方を誤っている。感じたときにはすでに行動に出ている。

◆タイプ2にとっての課題:
自らの感情にとどまるということ。これはパッションともつながるが、
わたしは問題ないというところが問題である。
自分のなかのネガテイブな感情と触れ合う。
そして、もっとも遠いところにあるのが思考センター。
思考をあまり使っていない。
行動に即移らないで自分の感情にとどまることで、頭の中にも静かな空間ができる。

◆美徳:謙遜(自分を低くする、高ぶらない)
(美徳とは本質から出るもの。目覚めたハートの自然な表現である。
本質的な個はつねに美徳と結びついている。
しかし、自我がその美徳との結びつきを失っている。
そして、パーソナリテイはパッションを発達させることによってそれを補償しようとする。)

※ウイングのサブタイプおよび、本能のサブタイプについての記述は
リソ&ハドソンの”The Wisdom of the Enneagram"を、
またセンターのアンバランスについては
”Understanding the Enneagram"を参考にまとめました。

3月のエニアグラムサロンでは、さらにここから先に進めたい。
とくに、上の記述はリソ&ハドソンの記述を参考にしているが、昨年から
眺めているBeatrice Chestnutsのタイプ2についての記述から、
これまで、タイプ2について見落としていた点をクローズアップしたいと思う。

タイプ2の人物例として、マザー・テレサなどがあげられることによって
タイプ2はより愛他的、自己犠牲的な精神を持つ「人を助ける人」という
イメージが強かったが、それは上に見るようにウイング1のタイプ2の傾向で
私たちがクローズアップしたいと思うのは、リソ&ハドソンのウイング3のタイプ2
の記述に近いタイプ2についてだ。

タイプ2の「人を助ける人」よりもむしろ、「人をもてなす人」の側面に
焦点を当てることで、タイプ3と違いも、よりよく理解できるのではないかと思う。

「もてなす人」はHOST/HOSTESで、この言葉を使いたいが、
日本語では、ちょっと狭い意味になってしまうのが残念だ。
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